コベストロ、初めてのCO2ベース製品を出荷開始

CO2を使用した原料を初出荷

マットレス用のフォーム原料に温室効果ガスを使用
ドイツ・レバクーゼン、2016年12月13日-プラスチック市場にイノベーションが生まれました。素材メーカーのコベストロはCO2をベースとする新製品を出荷開始し、最初のタンクローリーがドイツ・ケルン近郊にあるドルマーゲン工場を火曜日に出発しました。コベストロは、これで今年の夏にオープンしたドルマーゲン工場での新原料の生産を正式に開始したことになります。ドルマーゲン工場では、温室効果ガスを使用してマットレスやクッションなどの家具に使用されるフォーム材料の主要な構成原料を生産しています。

CO2は新しい原料として、これまでの構成原料のベースとなっていた石油の一部を代替します。持続可能性に貢献し、先駆的な科学上の功績であるこの新原料の工業生産が本格的に開始されたのです。

重要なマイルストーン

「私達は重要なマイルストーンを達成しました。工場は順調に稼働しており、CO2を使用して製造した当社の新しい軟質フォーム用の構成原料はお客様に向けて搬送されています。数年前に研究を始めて以来、私たちはこの瞬間を目指して継続的に取り組んできました。ここにたどり着くことができ非常に嬉しく思いますし、この分野でさらに努力を継続するためのモチベーションにもなります」と、プロジェクトマネージャーのカーステン・マルシュは述べました。

コベストロは、さらに製品にCO2を使用する取り組みを進めています。ドルマーゲン工場で生産している構成原料「ポリオール」のCO2含有量は約20パーセントです。その他のプロジェクトでは、実験室ですでに40パーセントを超える含有量を達成しています。コベストロは、軟質フォームだけでなく、その他の製品の製造にもCO2を使用することを目指しています。実験室ですでにテストされている製品には、硬質フォームとエラストマーの構成原料があります。また、技術ライセンスの供与にも積極的です。それによって、業界全体において限りある石油資源を保全する一方で、エネルギーの消費量が高く、二酸化炭素を多く排出する石油精製を減らすことになります。