独立と成功 - そして、株式市場でも

コベストロ株式上場1周年、株価は堅調に推移

  • 株価は2倍以上に上昇 ― 基準指標を上回る
  • 財務力の強化 ― 会社の未来に向けた投資
  • 成長路線は継続 ― 2016年度通年の見通しを7月に上方修正

ドイツ・レバクーゼン、2016年10月6日-1年前の2015年10月6日、コベストロは株式上場しました。これはコベストロ(旧バイエル マテリアルサイエンス)にとって、独立した企業としての新時代の幕開けであり、競争の激しいグローバル市場においてより迅速に、より効率的に、より柔軟にその力を発揮するための第一歩となりました。

コベストロの成功の原動力は、新ビジョン「To make the world a brighter place(世界を明るくより良い場所に)」です。「このビジョンは私たちに刺激を与えてきました。21世紀が直面する課題、例えば気候変動、資源の枯渇や世界の人口増加などの問題解決に向けて、当社の革新的な技術と製品を使用していきます。コベストロの製品は社会に貢献し、環境汚染を軽減することができます」とCEOパトリック・トーマスは述べました。

このコミットメントからは株主も恩恵を享受することができます。つまり、コベストロ株が1年前に初めて取引された時点での価格26ユーロは、株式発行価額である24ユーロを既に上回っていました。それ以降もコベストロ株は株式市場において堅調に推移しています。現在の株価は50ユーロを超えており、発行価額の2倍以上になっています。

「株価の上昇は、コベストロの優れた業績を反映するもので、過去12ヵ月以上にわたって当社が採用されている、または関係する全ての指数を上回っています。コベストロの全従業員は、このことを誇りに思っています」とCFOで労務担当取締役のフランク・ルッツは述べました。

約15億ユーロに達したコベストロのIPOによる受取金は、投資適格格付けを得る目的でバイエルグループから借り入れた負債の返済に主に使われました。6月にムーディーズはコベストロをBaa2ランクに格付けしました。バイエルからのローンは既に全額返済し、コベストロはSTOXXヨーロッパ600指数とMDAX指数のどちらにも採用されています。さらにコベストロは、2016年春に総額で15億ユーロの社債を発行することによって既に健全な財務状況をさらに強化し、より一層の財務柔軟性を得ることができました。

コベストロはこうして得た自由度を行使し、ドイツ・ブルンスビュッテル工場の生産能力拡大を6月に決定しました。現在から2018年までに、総額数億ユーロを投資しポリウレタンの製造に使われる原材料MDIの生産能力を年産40万トンに倍増する予定です。

同時に、コベストロはグローバルにおけるプレゼンスをますます高めています。需要の増大に応えて、7月に上海で大型工場の稼働を新たに開始しました。これにより、塗料や接着剤の製造に使われる原材料HDIの年産能力は5万トンに拡大しています。

また、コベストロはプラスチックの製造では初めて工業規模でCO2を有効利用しています。そのためにドイツ・ドルマーゲン工場に約1,500万ユーロを投資しました。革新的なフォームの製造にCO2を20%使用し、従来の製造工程で使用されていた原油や原材料をこれに相当する量だけ削減しています。コベストロは、持続可能性を強化する観点から、この分野には大きな可能性があると見ています。

コベストロの事業については、7月に2016年度通年の見通しを上方修正するというさらに良いニュースがありました。「コベストロは極めて良好な成長を遂げています。株式上場以来、当社は非常に良い業績を上げており、販売量を増加し収益性を強化しました。この強い財務状況に沿って、当社は株主の皆様に当初から配当を行っており、今後も魅力のある配当を支払う計画です」とルッツは付け加えました。

コベストロは引き続き改善の可能性を見出しています。「これまで多くのことを達成してきましたが、特に事業プロセスや内部構造の改善など、まだ目標に到達していない分野があります」とルッツは述べています。したがって、当社のサクセスストーリーには、今後さらに新しい章が加えられるでしょう。世界経済は2020年まで年率平均2.5%の伸びが予測されている一方、コベストロが事業展開する分野の需要は、年率平均4%の上昇が期待されています。