2015年第3四半期

コベストロ、業績が大幅に向上

  • 特別項目計上前EBITDAは前年同期比44.5%増の4億71百万ユーロ
  • 需給状況の改善によって増益 • 売上高は1.4%減の30億20百万ユーロ
  • 販売価格は低下、販売量は安定

 

ドイツ・レバクーゼン、2015年10月27日-素材メーカーのコベストロは、2015年第3四半期の業績を大幅に伸ばしました。前年同期と比較して、特別項目計上前の金利・税金・償却前利益(EBITDA)は44.5%増の4憶71百万ユーロとなりました。主に原材料価格の大幅な低下と好調な需給状況を背景に、販売価格の低下を十分に吸収することができました。約70百万ユーロの為替のプラス効果も、増益に大きく貢献しました。

「独立企業となって初めての業績発表で、当社の事業が良い方向に向かって進んでいることを示すことができました。第3四半期は当社の業績が優れていること、特に利益力が優れていることが明確になりました」とコベストロCEOのパトリック・トーマスは述べています。

金利・税引前利益(EBIT)も前年同期を64%と大幅に上回る2億87百万ユーロになりました。ここには、特別項目の18百万ユーロ(2014年第3四半期:2百万ユーロ)の損失が反映されています。特別項目は生産拠点の統合、コベストロの分離独立と株式上場のための経費と収益によるものです。2015年第3四半期の特別項目計上前EBITは前年同期比72.3%増の3億5百万ユーロに達しました。

販売量が安定

2015年第3四半期のコベストロの売上高は、前年同期比で1.4%減の30億20百万ユーロになりました。販売量は前年同期と全体的に同水準でしたが、販売価格はすべての3つすべての 事業部、特に汎用性の高いフォーム原材料を開発、製造、販売するポリウレタン事業部の販売価格が低下しました。しかしながら、一方で、為替のプラス効果によって価格の低下を吸収することができました。

2015年第3四半期のポリウレタン事業部の売上高は、前年同期比で8.5%減の15億12百万ユーロとなりました。主に原材料価格が全体的に低下し、3つの製品グループである、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびポリエーテルポリオールの販売価格が大幅に低下したためです。しかしながら、販売価格の低下は、為替のプラス効果によって一部吸収されました。

ポリカーボネート事業は成長

ポリカーボネート事業部は、2015年第3四半期に売上高を13%伸ばし、8億19百万ユーロになりました。高性能プラスチックの販売価格は微減したものの、販売量の増加が成長に貢献しました。また、為替も売上高の増加にプラスの効果をもたらしました。

塗料・接着剤・スペシャリティーズ事業部の売上高は、2.6%増の5億19百万ユーロです。前年同期と比較して微減した販売量と販売価格の影響を為替のプラス効果が吸収しました。

2015年1月~9月は売上増加

2015年1月から9月までの9ヶ月間を見ると、コベストロの売上高は前年同期比で5.7%伸び、92億84百ユーロになりました。販売量は、すべての事業部で増加しました。為替のプラス効果によってさらに好調に推移し、特にポリウレタン事業とポリカーボネート事業での販売価格の低下を全体的に十分に吸収することができました。

2015年第3四半期の特別項目計上前EBITDAは、前年同期比で45.6%と大幅に増加し13億85百万ユーロになりました。原材料価格の大幅な低下と販売量の増加によって、販売価格の低下は十分に吸収されています。為替は約2億ユーロのプラス効果をもたらしました。EBITは、前年同期比で55.4%増の7億60百万ユーロになりました。

コベストロの研究開発費は、本年度の1月から9月で前年同期と比較して18.2%増加し、1億88百万ユーロ(2014年1月~9月:1億59百万ユーロ)になりました。これは第3四半期の63百万ユーロ(2014年第3四半期:48百万ユーロ)も含まれます。

また、2015年1月から9月の間、顧客との共同開発プロジェクトに62百万ユーロ(2014年1月~9月:56百万ユーロ)の追加投資を行いました。これは第3四半期の21百万ユーロ(2014年第3四半期:19百万ユーロ)を含んでいます。

コベストロは、2015年11月12日に通年の業績予測と第3四半期の完全なレポートを公開する予定です。