モスクワにあるルジニキ・アリーナの屋根にポリカーボネート多層中空パネルが採用

欧州で第3の規模のスタジアムがサッカーワールドカップの試合を歓迎

ドイツ・レバクーゼン、2018年6月29日-
 4年間の改修を経て、由緒あるルジニキ・オリンピックスタジアムは、モスクワで開催中の2018年ワールドカップ向けに生まれ変わりました。座席数は81,000席、VIP席は2,000席、メディア席は2,500席。このスタジアムでは開幕戦を含む1次リーグの試合、ラウンド16の試合、さらには準決勝と決勝戦が開催されます。

 改修中、アリーナにはコベストロのMakrolon®(マクロロン)ポリカーボネート多層中空パネルが特別観覧席の屋根に新たに設置されました。これは偶然ではなく、以前も同スタジアムの屋根には同じこのハイテクプラスチックが用いられており、長年にわたり使用しても、屋根のパネルにはかろうじて見える程度のひっかき傷とわずかな退色しか見られませんでした。2015年からワールドカップに向けたスタジアムの改修を行う際に、これまでの経過から判断し、コベストロのハイテク製品を再度採用することが決定されたのです。

広い範囲で使用できる屋根材

 厚さ25ミリメートルの白色マルチウォールシートの面積は約36,000平方メートルです。幅1.20メートル、長さ9.80メートルのパネルをモスクワまで安全に輸送するには、30台ほどのトラックが必要でした。

 Makrolon®多層中空パネルのX型ハニカム構造により、どんな天候であっても高い安定性が保証され、1平方メートル当たり最大1トンの積雪荷重にも耐えられます。また、新しい添加剤と特別なUVコーティングにより、ポリカーボネートシートは25年間は風化による影響から確実に守られます。耐火性に優れていることも特長のひとつです。

軽量化でコスト削減

 ガラス製の屋根と比較した場合、コストが40~45パーセント削減できるという点もさらなる特長と言えます。ポリカーボネートシートは軽量であるため、輸送や施工も容易で手間もはるかに少なくなります。基礎構造の大部分の金属やアルミニウムは、より洗練された設計をすることも可能です。

 スタジアム建設とその他多くの大規模プロジェクトで、ポリカーボネート製のソリッドシートと多層中空パネルの価値は既に証明されています。ドイツでは、多数のスポーツ施設の新設または改修で、Makrolon®シートが有する多くの可能性が見事に立証されています。中国、ポーランド、ブラジル、ルーマニア、およびオーストリアといった、その他世界中の国々の事例でも、その多様な応用性が示されています。

偉大な歴史

 ルジニキ・スタジアムは1956年に開設され、1980年のモスクワオリンピックを含む、ロシア国内や国際的な数多くのスポーツ大会の会場となっただけでなく、国際的に有名なアーティストのコンサート会場としても使われました。