再生可能エネルギーによりサーキュラーエコノミーを推進

サステナブルな製造に自然エネルギーを活用

  • 代替資源由来のエネルギーに期待
  • エネルギー効率を着実にアップ

真のサーキュラーエコノミーを実現するには、資源をより効率的に利用するための包括的なアプローチが必要です。すなわち、原料面だけではなく、エネルギー面でも取り組む必要があります。現在、太陽光や風力のような再生可能エネルギーを化石燃料の代わりに利用できる可能性が高まっています。こうした状況を背景に、コベストロは製造工程やエネルギー供給を継続的に改善しようとしています。

化学産業の製造は、従来はエネルギーを多く使うものでしたが、コベストロでは、工場や製造工程からのエミッションを最小限に抑える取り組みを始めました。再生可能エネルギーへの移行は、サーキュラーエコノミーを実現し、パリ協定の目標を達成する上で重要です。コベストロの戦略は、環境への影響を最小限に抑えることを前提として、代替エネルギーへの投資や製造に必要なインフラの改善をターゲットとしています。その上で、当社は2025年までに当社の温室効果ガスの排出量を2005年の半分のレベルに減らすことを短期的な目標としています。

再生可能エネルギーへの期待

コベストロは、全ての製造工場で再生可能エネルギーへの切り替えを目指しています。ドイツでは、最初の大きな一歩として、2019年にデンマークの電力事業者であるオーステッド社と世界最大規模の法人契約を締結しました。2025年から10年にわたり、当社のドイツ国内の電力需要の大部分をオーステッド社の北海の風力発電所から調達する計画です。

製造におけるエネルギー効率の向上

製造工程を最適化し効率化するため、コベストロでは最新のテクノロジーや人工知能を採り入れています。たとえば、自社開発したエネルギー管理システム(STRUCTese®)を頼りに、製造施設でのエネルギー使用を最適化しています。他にも、画期的な電解プロセス(ODC)があり、基礎化学品である塩素の製造に必要な電力量を25%削減することができます。このプロセスは、スペイン・タラゴナのコベストロのサイトで、事業レベルで初めて運用される予定です。

エネルギーシステムの転換

工業生産の持続可能性の向上を求める声が社会で強まっています。こうした要望を受け、政治レベルで実現したものの一つが欧州委員会のグリーンディールプロジェクトです。

代替エネルギーへの移行には、発電、送電網、エネルギーの貯蔵というインフラを整備するための具体的な計画が必要です。工業用、商業用、住宅用のインフラも根本的に変えなければなりません。

再生可能エネルギーへの移行を成功させるためには、政治的措置を講じ、テクノロジーを進化させる必要があり、また、気候にやさしい方法が社会に受け入れられなければなりません。コベストロは世界各国の政府と連携しながら、再生可能な資源への移行を加速させる戦略の策定に取り組んでいきます。