バイエル マテリアルサイエンスとパートナーによる革新的かつ持続可能な開発:

手頃な価格で効果的な建築用耐震材料

第8回日独産業フォーラム(東京)にて発表

2012年11月20日(東京)  –地震は、自然災害の中で最も危険な災害のひとつです。地震により多くの人々の命が奪われ、日本を初めとする世界中で多大な被害をもたらしています。人命に関して最大のリスクとなるのが建物の崩壊であり、そのため多くの住民ががれきの下に生き埋めとなっています。地震のリスクがある地域で暮らす人口は、全世界で13億人を超えています。したがって、新規建築物のみならず、既存の建築物における地震防護対策が極めて重要となっています。

バイエル マテリアルサイエンスは、産業界・学界のパートナーと提携し、手頃な価格で効果を発揮する建築用耐震材料を開発しました。この材料は、非常に頑丈で破れにくい織布を基盤とし、接着機能を永久的に維持する特殊な接着剤を用いて壁紙のように壁に直接貼り付けます。地震が発生した際には、広い面積の石造建築をしっかりとつなぎ止め、しばらくの間その安定を維持します。これにより壁の崩壊を遅らせたり防ぐことができ、住民が建造物から退避する時間を確保します。

11月16日、化学業界において開発された新材料や、将来的な化学製品市場に関する専門的な議論を行う第8回日独産業フォーラムが東京で開催されました。このフォーラムにおいて、バイエル マテリアルサイエンス社 塗料・接着剤・スペシャリティーズ事業部 欧州・中東・アフリカ・ラテンアメリカ応用技術開発部門長であるトルステン・ポールが、この革新的材料の開発について発表をしました。「このプロジェクトは、持続可能な開発分野における当社の取組みを示す実例の一つです。当社では、この持続可能な開発を通じて環境保護を実現し、社会のニーズに応えると同時に経済的にも成功を収めるべく、積極的に取り組んでいます。このシステムを利用することで、日本を初めとする国々において地震による恐ろしい被害からできるだけ多くの人々を守れるよう期待しています」とトルステン・ポールは述べました。

このシステムはバイエル マテリアルサイエンスが開発した水性ポリウレタンディスパージョンDispercoll® Uを使用した特殊接着剤で主に構成されています。この接着剤は、石造建築と織布とを極めて強力に接着する機能を備え、さらに接着機能を永久的に維持する柔軟性も備えています。この特許出願中の開発には、カールスルーエ技術研究所(KIT)や、ゾントホーフェン(ドイツ)でガラス繊維織物を製造しているKAST社がパートナーとして参加しました。

このシステムは「MapeWrap EQ System」という製品名で専門販売代理店を通じて販売し、教育を受けた職員による施工を行います。またMAPEI社が全世界の独占販売代理店を務めます。同社はミラノ(イタリア)を本社とする世界最大手の建築用化学製品サプライヤーです。

このシステムは、新規建築物でも既存建築物でも、壁に簡単に貼り付けることができます。接着剤は水性で有機溶媒を含有しておらず、したがって屋内での使用に非常に適しています。居住者は、このシステム上に従来の壁紙や塗装を自由に適用することが可能です。

日独産業フォーラムは、東京で毎年開催されており、年ごとに異なる産業テーマを重点的に取り上げています。その目的は、欧州市場におけるドイツ産業の多様性と優位性を強調するとともに、日本企業に対してドイツ国内における事業機会や、ドイツ企業との提携機会を提供することにあります。また150年以上におよぶ両国の友好の歴史に基づき、産業界における対話と協力関係を強化することも目的としています。

MAPEI社に関してはこちらをご参照ください。
www.mapei.com.

バイエル マテリアルサイエンス株式会社
2012年11月20日、東京
Bayer MaterialScience Ltd.

バイエル マテリアルサイエンス社について
バイエル マテリアルサイエンス社は、2011年売上高が108億ユーロ(継続事業)で、世界最大のポリマー製造企業の1社です。主たる活動分野は、ハイテクポリマー素材の生産、および日常生活の多くの分野で使用されている製品の革新的ソリューションの開発です。主要な顧客は、自動車、電気/電子、建設、スポーツ・レジャーの各産業です。バイエル マテリアルサイエンス社は2011年末現在、世界中の30拠点に生産施設があり、社員数は14,800人です。バイエル マテリアルサイエンス社は、バイエルグループの一員です。

 
将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルグループもしくは各事業グループの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがある。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれる。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負うものではない。