コベストロ、ナノダックス株式会社とグラスウール 強化プラスチックの開発に向けて業務提携

  • グラスウールをポリカーボネートの強化フィラーとして採用
  • 自動車、IT、電子機器分野へ新たな提案と採用を目指す
調印式はコベストロ上海ポリマー研究開発センターで行われた。(左から)クリスチャン・ヘスラー/コベストロ上海ポリマー研究開発センター長、藤田鉦則氏/ナノダックス代表取締役会長、ミヒャエル・シュミット/コベストロ ポリカーボネート事業部 技術開発部門 アジアパシフィック地域責任者

コベストロ(日本法人本社:東京都千代田区、社長:米丸公康)は、ナノダックス株式会社(本社:東京都荒川区、会長:藤田鉦則)とポリカーボネート樹脂及びポリカーボネート樹脂などにグラスウールを練り込む強化プラスチック開発に向けた業務提携契約を締結しました。

従来、ポリカーボネートをはじめとした樹脂の物性強化には一般的にグラスファイバーが使われていますが、今回ナノダックスが開発した加熱式投入システムとノウハウを使うことで、グラスファイバーより細くて柔らかな綿状の素材であるグラスウールを新たなプラスチック強化フィラーとして使うことが可能となりました。ポリカーボネートのプロセスやアプリケーションなどの包括的な専門知識を有するグローバルサプライヤーのコベストロとナノダックスは、自動車、電子機器分野への強化ポリカーボネートの採用を目指します。

コベストロのポリカーボネート事業部 技術開発部門地域の責任者であるミヒャエル・シュミットは「このような新しいテクノロジーをナノダックス社と業務提携できる機会を得ることができて大変光栄です。グラスウール強化ポリカーボネートの多様なアプリケーション開発を目指しており、それによって両社が新しい可能性を開くことができるよう期待しています」と述べています。開発は、表面性と成形性の向上を目標としています。射出成形プロセスを最適化することによって、製造コスト削減が期待されます。

ナノダックス株式会社の代表取締役会長の藤田鉦則氏は「当社が開発した新素材や新テクノロジーを、グローバル市場へ投入することを目的としてこの度、優れた技術を有するコベストロをパートナーに選びました」と述べました。

共同開発は、中国・上海にあるポリマー研究開発センターを中心に行います。